« ダイエット終了 | トップページ | ハーメルンのバイオリン弾き 11 »

2005/01/03

親の背を見て

藤枝東の赤星選手、浦和入りだそうですが。レッズのレッド・スターじゃ出来すぎですよ(笑)。

選手権をつけながら仕事中。高校サッカーに見られる日本人のメンタリティーについて考えてました。日本は高校野球や、高校サッカーなどが人気ですが。みんな好きだよね、ひたむきさとか頑張る事とか。高校スポーツの見所はそういうところ。内容的にはトップリーグのほうが明らかに上でも、視聴率で上回ったりする。

いや実は自分も大好きなんですが、そういう選手を応援するの。そういう事を美徳として重んじるのが日本の社会で、それが世界の経済大国に日本を押し上げた原動力。

サッカーだってここ十数年でこれだけ成長したのは、Jリーグの立ち上げをきっかけに関係者の人たちが一生懸命頑張った結果なわけだし。頑張ることはいいことなんですが。物事には裏表があって、フィールドの上でそれがマイナスになってることもあるなーと。

ひたむきに謙虚に頑張るのだ、という姿勢が、選手の視野を狭めてるような気がする。高校サッカーなんか、選手に経験値が無いから特に。

一本調子で前へ前へとボールを運ぶ。試合を優勢に進めている方に、なぜか心の余裕がない。攻めてるのに追い詰められている感が漂う。FWなんかが特にそうで、ボール持って主導権握ってるのは君なんだから落ち着きなよ、と声をかけたくなってしまう。

日本人FWの決定力不足ってそういうことなんじゃなかろうか。ボール回しながら「ほーれ、ほれ、シュート打っちゃうぞ、くっくっく」というぐらいの心の優位感が必要なのでは。何しろゴール前に押し込んでいるんだから。

あ、でもそんな高校生、嫌だな(笑)。

それにしても高校生たち、ほんとに上手くなりました。これもサッカー人気が上がって、Jリーグや欧州リーグなど、お手本を見ることが出来るようになったからでしょう。子供は大人を見て育つもの。その点から言えば。

現在の代表、ジーコジャパン。アナウンサーや解説者がどんなにパニックになっていても微動だにせず。中澤選手なんて、泰然自若と言うか、最近プレー中にこわばった顔してるの見た記憶ないし。

ああいうメンタルの強さが日本のスタンダードに取り入れられて、子供たちにもそれが伝わっていくといいですね。

前述の赤星選手、PK外して負けてしまいました。頑張れ。君にはまだプロで取り返すチャンスがあるんだから。

|

« ダイエット終了 | トップページ | ハーメルンのバイオリン弾き 11 »

サッカー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 親の背を見て:

« ダイエット終了 | トップページ | ハーメルンのバイオリン弾き 11 »