長靴をはいた猫
24日金曜日の朝に、BS-2で「長靴をはいた猫」がやりますね。AM9:00から。
面白いですよ。見てない人はぜひ。見所はねえ……。宮崎アクション!
スタッフには書かれてない場合が多いですが、原画として若き日の宮崎駿さんが参加しているのです。そのためか、あるシーンから急に、宮崎アニメ? と言いたくなるような演出が! それがどういうシーンかは秘密。見てのお楽しみ(笑)。
僕がこの映画に出会ったのは、1998年のこと。「銀河鉄道999 エターナルファンタジー」と同時上映。実は見たかったのは999で、長靴をはいた猫は、お話知ってるし、子供向けの童話でしょ? と期待してなかった。ところが。
正直999がひどい出来で。全国ロードショーするんだから、当然ヒットさせたいんじゃないの? と問い詰めたくなるような状態。
これはよく起きることなんですが、漫画にしろアニメにしろ作ってる人は当然、子供のときからそれをものすごく見ているマニアな訳で。そうすると一般客との距離感を、測り間違える時がある。この映画も。しょっぱなからまずかった。
オイラは子供のときから見ているからいいけど、知らない人はどーすんの、と言いたくなるぐらい説明不足。松本キャラだ、バンザーイ、という人じゃないと分からない作り。うわー、これまずいなー、と思っている時、隣にいた小さな女の子がこそっと一言。
「お母さん、ハーロックって、誰?」
ぎゃー! だから言ったのにー! というのが僕の心の叫び。もうその後は、その子の様子が気になって映画どころじゃない。また、躾のいい子で、騒ぐこともなく、彼女にとってつまらない映画をじっと我慢している様子がありあり。ごめんよう、ごめんよう、と製作者でもないのに平謝り気分。
やっと終わった時にはもう、ぐったり。そこに始まったのが「長靴をはいた猫」。ほんとは先にこちらを見るつもりだったのですが、遅刻していて。でもそれは神様がオイラに、金損した気分のまま映画館を去ることがないようにしてくれたのです、きっと。
それぐらいお得な気分になりました。分かりやすい丁寧な作り、爽快なアクション。場内の子供たちも息を吹き返し、みんなでキャラクターたちに声援を送る。
元取るどころか、何倍も得した気分で映画館を後に出来ました。もっと語りたいとこなんだけど、ネタばれするからな(笑)。ほんとにお奨めですよ。ぜひどうぞ。
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