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2004/12/23

ハーメルンのバイオリン弾き 9

ハーメル回顧録の9。前回まではカテゴリー、ハーメル回顧録でどうぞ。

コルネットの頭にかぶりついているブルーサンダーが、つぶらな瞳でキュートでナイス。

すいません、唐突で。ナベ先生がたまに描く、テキトーな動物が結構いい味出してて好きなので。12月号のカスタードくんの、餌にされてる子犬とか(笑)。

犬といえば表紙カバーの折り返しに、ナベ先生の家のプーちゃんが写ってますが、僕の家の犬もプードルのプーちゃんでした。二匹とももう亡くなってしまっていて、月日の経つのは速いなあと。しんみり。

えー、なんでこんな書き出しなのかというとですね。いつもはなるべく一つのテーマを追っかけて書くようにしてるんですが、8巻9巻とペースを整えるインターミッションなので、掘り下げるテーマが無くて。というわけでつらつらと、思いつくままに今回は行きたいと思います。ご容赦のほどを。

さて、コルネットのフルートいびりはこの巻も続いています。ちなみにヒンズースクワットの絵のプロレスラーは小橋選手がモデルです。現在NOAHの絶対王者小橋選手、あの頃はオレンジ色の青春の握り拳でした。…プロレス好きじゃないと分かりませんね(笑)。

この巻でとうとう、クラーリィもギャグキャラの仲間入り。ナベ先生はかっこいいキャラに、馬鹿なことをやらせるのが大好きです。ものすごいシスコンにされてしまいました。「妹に手を出す奴は許さん!! この兄が消しズミにしてやる!!」と叫んでますが、そういや、トロンとコルネットが結ばれるときはどうだったんでしょうね。

ナベ先生はギャグを引っ張るのも好きです。こんなに適当に出てきたポセイドン様。この後も出てきます。この手のとっぴなギャグのアイディアをどうやって出しているのかというと、ほんとにさらっと思いつきで。マジでナベ先生はある種、天才だと思います。

ナベ先生の仕事場からはデビューした人、連載取った人が結構出ていますが、誰一人師匠に似ていません。みんな早い段階で気付くのです。駄目だ、あれは天賦の才能だ、真似したら火傷する(笑)。

だってね、仕事中に疲れてきたとき、誰かが無理難題を言うわけですよ、唐突に。「ナベせんせー、なんか面白いこと言ってー」「えー、そんなこといきなり言われてもなー、○○とか?」その切れ味のすごいこと。

たとえば今のカスタードくんでも。「これからこうしようと思うんだ」「ああ、いいですねー、じゃあこーなったり、あーなったり」「ああ、それもいいねー、そうしようかな」 でも出来上がったものは、オイラのイメージを遙かに超えてる。そんな凄い事になるとは(笑)。

さて、前半はインターミッションですが、後半は。サイザーが出てきてまたまた話が動き始める気配。そういやスラー聖鬼軍もプロレスですね。川田&田上組で聖鬼軍。ちょうどそれが発表された後楽園の試合、見に行ったの思い出した。

ワルキューレたちがこの回から、個性のついたキャラになってます。これがまたアシ泣かせで。「どれが何番?」とみんなで混乱していた記憶。同時にぞろっと出てくるから、ややこしくて。

今回は取り留めなくきましたが、次回はびしっと。何しろパンドラの箱発見。サイザーの真意が明らかに。

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