2004 レイソル総括
めでたく残留を決めた柏レイソル。「日本一プロジェクト」とかぶち上げた年に降格したら、いい笑い者になるところでした。いや、現時点でもやばいですが。
というわけで、全て終わったことだし、今シーズンの総括を。え? 天皇杯? 何ですか、それは? えーえー、そーですとも。天皇杯もあっさり負けちゃってるから、今年はほんとに店じまいなのさ!
まず、「レイソル日本一プロジェクト」がやばかったですね。やる気は買うんですが、これで3年連続の降格争い。実は弱小チームなんだという自覚に欠けてた。
レイソル弱体化の一番でかい原因は、洪さんいなくなったことだと思います。強かったときって、洪さんを中心に、渡辺、薩川、下平、明神、と守れる選手が揃ってて、がっちり守ってカウンターのチームだった。ミョンボ兄さんがいなくなった後、そこがずっとほったらかし。
その点前任のアウレリオ監督は、薩さんをリベロにコンバートして、穴を埋めることに成功。しかし、骨折。これが痛かった。永田選手は才能溢れる選手ですが、アジアNo.1リベロと同等の働きを求めるのはちょっと酷。
その分攻撃陣が点取ってカバー出来るかというと、もともとバカスカ点取れるチームじゃない。しかも攻撃力アップのための補強選手が軒並み誤算。山下選手は怪我しちゃうし、ドゥドゥ、ゼ・ホベルト両ブラジル人はさっぱりフィットせず。
しかも頼みのリカルジーニョ選手まで怪我しちゃったら、もう点を取る術なし。
あわてて採ったパラシオス選手も混乱に拍車をかけました。薩さんカムバックしてからDFは安定、こつこつ引き分けてたのですが。
確かにパラシオス選手のヘディングはすごいんだけど、今年のJリーグはむしろスピード系FWの活躍が目立ったシーズン。G大阪に大敗した後、守り方を見直して、4試合で2失点。そのまま行ってもよかったと思うんだけど、そこに手を入れて、6試合で12失点。痛かった。
とにかく何とか残ったので、来シーズンは地に足付けて、地道に確実にやって欲しいです。ここでまた、チーム大改造、一からやり直し、みたいなギャンブルだけはしないで欲しい。リカルジーニョ選手が帰ってきた入れ替え戦、チームの形としてはよかったと思うので。
来年は、もっとお気楽にサッカー見たいですね。チャンピオンシップ、トヨタカップ、何それ、それどころじゃないよ! みたいなシーズンは、もうこりごりです(笑)。
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