« Nano-matic | トップページ | HP開設しました »

2004/11/25

研究所設立趣旨

「小さな幸せ研究所」を開設しました。趣旨をご説明します。

要は前に書いたように、絵を載せるスペースを作ったのですが。ただ絵を飾るだけではつまらないので、何か違う事をしようという狙い。そこで。

これだけ下積み長いと、数限りなくボツを経験しています。その中には納得いく物といかない物があるわけです。

納得いく物は、時間が経って自分の漫画を客観的に見れるようになると、ああ、ここで失敗してるなというのが分かるのですが、納得いかない物はちょっと違う。どうもコンセプトの違いがあるようだということに気付きました。

こういう漫画が売れるんだ、と相手が思っていて、僕がそれに沿ったものを描いていない。だからボツ。最初のボタンを掛け違えているわけだから、通るはずがない。

じゃあなぜ、そのコンセプトでなければ通してもらえないのかと言うと。漫画のビジネスの仕組みに原因があると思うのです。

漫画は薄利多売のシステムです。だって単行本も雑誌も安いもの。ハードカバーの本のように一冊2000円とかで売れれば、状況は違うけど。とにかくたくさん売らないと儲からないから、おのずとその辺厳しくなる。ちょっとは売れるかも、なジャンルは御免こうむる。メガヒットを目指せ、というわけで。

実際面と向かって言われたことがあります。「単行本10万部は出ないと、作家も会社も潤わないんですよねー」 シビアな話。

そうすると当然そこから漏れちゃう漫画があるわけです。「こういう風にすれば面白いはずだ!」と頑張っても、売れ線でやれ、と言われてすれ違う。

具体的に言うと、「地味な漫画」ですかね。嫌われるんですよね。でも僕基本的に好きなんです。地味、と言うか、「地道で素朴でストレート」な漫画。編集さんが好きなのは、「華やかでけれん味たっぷりで捻りの効いたセンスのいいやつ」なんですが。確かにそっちの方がメガヒットの匂い。

当然プロとしてやっていくには、メガヒットも目指すとして。生活かかってますから(笑)。でもきっと世の中には、少数派だとしても、僕と同じように「地道で素朴でストレート」な作品が好きな人はいるはずだ。

じゃあもう、それは勝手に描いちゃおう!!

信じた漫画を描いて、それを読んでくれる人がいさえすればいい。その人の心に深く残る物語が描ければ成功なのだ。そんな「小さな幸せ」を追求する場所にしたいと思います。

楽しんでいただけたら幸いです。

|

« Nano-matic | トップページ | HP開設しました »

創作活動」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46606/1943263

この記事へのトラックバック一覧です: 研究所設立趣旨:

« Nano-matic | トップページ | HP開設しました »