京都議定書発効へ
[モスクワ 5日 ロイター] ロシアのプーチン大統領は京都議定書への批准を承認した。これにより、ロシアが地球温暖化防止を目指した国際協定に参加することが、最終的に決まった。
ようやく。ロシアはこれを政治取引の材料に使っていて、なかなかうんと言わなかったわけですが。これで一歩前進。
僕が初めて地球温暖化という言葉を知ったのは1980年代半ば。科学雑誌の中でした。すでにそのころ科学者の中には、温暖化が始まっているという警告をしている人がいて。
世間一般のニュースに登場するようになったのが90年代半ば辺り。そしてさらに10年。ようやく世界規模の取り組みが出来るように。
正直、遅い。
地球温暖化というと、地球の温度が今後百年で2度上がって…とかいう表現が使われています。なあんだ2度かという感想がどこかにあるような気がする。それによって自分たちの生活に何が起きるか分かっていない。例えば。
南極の食物連鎖を支えるナンキョクオキアミの量が1970年代から80%近くも減少したという解析結果を英国南極調査所やカナダ、南アフリカなどの共同研究チームが4日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 鯨など捕食者からオキアミを守るとされる海氷が、温暖化に伴う海水温上昇で縮小したことと関連しているという。研究チームは「オキアミを食べる鯨やペンギンなどに悪影響の出る可能性がある」としている。 共同通信11/4。
他にもいろんなものが調べてないだけで減ってますよ、きっと。オキアミは鯨のえさだから、人間には関係ないじゃんと言うなかれ。オキアミからスタートしてマグロまで行くかもしれないのが食物連鎖。つまり、温暖化の影響で100円寿司全滅、という未来もありうるわけですよ!
こんな例を挙げなくても最近の気象の変化がそうなんですけどね。つまり野菜がバカ高になってしまったのと温暖化は無関係ではないわけで。科学者はきちっと証明しないと断言しない職業だから、はっきり言わないけど。
この問題は複雑で、何がどこに影響しているのか見極めるのは非常に困難です。でも見極めたときには手遅れかもしれない。大体京都議定書の削減目標は、とりあえずなので多分足りない。もっと減らさないと駄目だと思う。
じゃあ自分に何が出来るか、と考えたとき。省エネとか真面目なやつもいくつか思いつくんですが。複雑さゆえの意外な記事を発見。
米国の20歳以上の平均体重が過去10年ほどで約4・5キロ増えたため、旅客機のジェット燃料のコストが年約2億7500万ドル(約300億円)も増え、燃焼に伴う二酸化炭素が380万トンも余分に排出されるなど、経済や地球環境に深刻な負担を与えていることが疾病対策センター(CDC)の研究で明らかになった。(中略)この増加分の体重は、2000年のジェット燃料消費量のうちの2・4%、3億5000万ガロン(約13億リットル)の余計な消費を生み出したことになるという。 読売新聞11/6。
デブが温暖化の原因に!?
これ、車、バイクでも同じことが起きてますよね?
痩せようかなもう少し。絞ったほうがフットサルでも動けるしな。
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