この空の下に
「ブンブン 漫画 投稿」という検索でお客様。いらっしゃいませ。漫画家志望ですか?
ブンブンはこの間第二回の漫画賞の発表をして、受賞作が雑誌に載ったりしてましたが。…もう二回目? え? 秋季って? まさか年4回あるの? やめようよ、競争厳しくなるから。(弱気)
結構応募は多いらしいです。若い人からベテランまで。年齢発表しちゃってるから、見てるとドキドキするんですよね。
歳にまつわる話。まあ普通、年齢を見たら若い方を取りたくなるのが人情です。若いって素晴らしい。若さは可能性だ。それが一般通念だから。僕はむしろそのラインから外れてしまって、若い子が青田刈りされていくのを、指をくわえて見ていたわけですが。
正確には指をくわえて見てたりはしていません。もっと醜いです(笑)。なんでこんな基本も出来てねー奴をプッシュしてんだ、若い以外、能がねーじゃねーか!! と悔しさいっぱい。
ところがそのうちにおかしなことを聞くようになるのです。人間誰しも歳を取る。女子高生漫画家もいつしか普通におばちゃんに。その頃になって。
「あの人、もっと伸びると思ったんですけどね」……どこが?
悪いけど伸びるわけないじゃん。だから言ったろ? 基本も出来てないって。好きな漫画の真似してるだけなんだからさー。若いから伸びるなんて、短絡思考だっつーの。…うそ。言ってません。心の中で思っただけ。だって! ペーペーがそんなこと言ってご機嫌損ねたら、干されるじゃん!(←日和見発言)
まあ要するにですね。人間6歳から16歳に成長するときは、確かにほっといても成長するんですが。小学生から高校生に。比べるまでもない。でも16歳から26歳はそういうわけではないということです。本人の心構え次第で、磨かれるかどうかは決まる。早熟の天才もいるし、大器晩成の人もいるし、年齢だけでは決められない。
ないんですが。でもやっぱり青田刈りは止まらない。歳を取るほど苦しくなっていく。そうするとですね、新人賞の年齢見てドキドキする羽目になるわけですよ。
この人もやっぱり苦労してるのかなあ。この人はきっとコロコロ系。あそこは企画が付かないとなかなかチャンスないって言うし、いろいろ冷や飯食ってたのかな。この人はマイナー系っぽいな。SFネタだし。マイナー系ってスタイリッシュに攻めるか萌えでいくかしないと、載らないんだよねー……って止めなさい、勝手に想像するのは(笑)。
人事じゃないんです。自分だって、それでブンブンに飛びついたわけだし。
この同じ空の下、同じような思いの人がいるのかも知れない。そう思ったのでした。頑張ろう。
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