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2004/11/20

宝物のような

打ち合わせやら何やらで連日電車に乗る機会があって、思うこと。

ジャンプ読んでる人減ったなー。

たまたま月曜だったので。いや、ジャンプだけじゃないです。電車の中で漫画を読んでいる人自体が減っている。比較対照は僕が学生の頃。ジャンプは過去最高部数を更新し続け、漫画の売り上げも絶頂期だった頃。あの頃は、電車に乗れば漫画雑誌を読んでる人が、大勢いた。

原因はいろいろ考えられるけど、その一つに、携帯電話の普及があると思うのです。

もともと娯楽には暇つぶしの側面がある。電車の中で、なんて特にそう。その地位を、漫画は小説などの文章物から奪った。当然熱心な読者の人もいるから全滅はしないけど、暇つぶしに読んでた浮動票がなくなっちゃう。そしてその地位を漫画から、ゲーム、そして携帯電話が奪っていく。そういう構図だと思うのです。

暇を潰すための漫画というのは、これからどんどん苦しくなっていくだろう。携帯のコンテンツとして生き延びられるかというと、それも難しい。画面小さすぎ。一コマ表示するのが精一杯。そしたら次を表示させる作業が煩雑になりすぎて読みづらい。その点は文章のほうが対応しやすいから、小説の復権があるかもしれない。

電子出版用の別の端末を開発しているところもありますが、初期投資のお値段が。ものすごく値段が下がるか、技術革新が起きて、今二つ折りの携帯が何重にもなってて、広げると画面がすごくでかくなるか。そんな時代はまだ先だと思うので。じゃあ、どうするか。

これからの漫画は、もっと価値の高いものを作らないと駄目なんじゃないか。読者の購買意欲を誘発するもの。つまり、どうやって熱心な読者を掴み、それを広げていくかが大切。そう思うのです。

現状では「オタク向け」がそれで、だからみんなそこに寄ってくんだと思うのですが、あれ以外の方法論もあるはず。読み捨てられない、いわば読者にとっての宝物のような漫画。そういうものを描こう。

こういうことを考えるたびに、理想と自分の腕前の間のギャップが浮かんでくるのですが。もし僕が浦沢直樹級で、こんなこと言いながら漫画描いてたら、そりゃすごいことに(笑)。でもこのままでは「言うだけ大将」になってしまう。

頑張ろう。結局最後はこれなんだけど。

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