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2004/11/25

タケマルしょーじん録

もともとは佐々木君と組んだ企画ですが、コンペでずっこけた。理由は僕です。地味だって。

地味じゃないんだ! でか過ぎただけだ!! 

ストーリー展開で、すごい大仕掛けを思いついていたんです。全然地味じゃなかったのにー! でも、描かせてもらえないんじゃ仕方ない。実際のところ、商業誌的にはそれではつらいので。

起承転結の転の部分で差別化するつもりだったわけですが、新人の場合それだと困る。編集にも読者にも、まだ信用が無いわけだから、話がそこにいくまで待てない。新人漫画家は起の部分でキャラ人気を取れないと商売にならないのです。そこは佐々木君の画力に頼ってました。ゴメンナサイ。

のんびり待っててくれ、と言っても待てないのがビジネスのシビアなところ。でも、アイディアもったいないし、じゃあ勝手に描こうかなと。ビジネス抜きなら、実現したとき読者の人がびっくりしてくれれば成功なわけだから。大仕掛け過ぎて、いつになるかが分からないのが難点(笑)。

いろいろ調べて描くと楽しいということを、この漫画で知りました。江戸時代の暮らしの本を結構読んで、ちょっと江戸通に。平和になると、武士もサラリーマンとなっていくのが面白い。鬼平は出世ラインから外れたらしいですよ。

そういう意外な事を知ると、あんまりメジャーじゃない時代でも面白く描けそうな気がするのです。他にも手付かずの時代って結構あって、歴史物ってまだまだ宝の山が眠ってるな、という予感。

要するにメジャーじゃない時代って、予備知識が無いから、ネームが下手だとすぐ読者に投げられちゃう。上手けりゃいいんでしょ、挑戦のしがいがあるじゃんというのは漫画家の考え。編集者サイドとしてはリスクはとりたくないようです。信長、竜馬、新撰組、後は武蔵辺りが御希望。分かりやすいからね。

それとは全然関係ない時代設定。江戸中期の平和な村からスタート。で、目指すは世界。なんで? というとこを繋いでいくのが腕の見せ所。出てくる有名人と言えば……田沼意次かなあ。

確かにでかすぎるしマイナーだ。どうするんだ、俺(笑)。ほんとに実現するのか、乞うご期待。

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コメント

田沼意次をおかんがえなら、大石慎三郎『田沼意次の時代』(岩波書店)をお読みになっては?

ハーバード大学あたりから、江戸幕府1番の政治家との評価で、いままでの、松平定信派が捏造したワイロ取りを否定。
これらの田沼像が読みとれます。

それと、平岩弓枝さんの『魚の棲む城』(毎日新聞 最近、文庫になったはず)。

なぜ、田沼かというと、ぼくの場合、長谷川平蔵の才知を認めた政治家だから。

アンチ松平の目で読めるなら、『よしの冊子』もいいですよ。ぼくのHPに乗せています。

投稿: ちゅうすけ | 2005/01/03 11:07

わざわざありがとうございます。しっかり勉強して、いつか物にしたいと思います。

投稿: ひろし | 2005/01/03 14:38

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