宿敵と書いて友と読む
漫画で交遊録四回目。今回は手伝ってません。「鉄魂!! ZOIDS核闘技」(2003/8~。溝渕誠。小学館。)コロコロコミックです。
てゆーか、自分も関わった漫画に絡めて話をするんじゃなかったの? すでに企画倒れ?
すいません、その辺は突っ込まないで。漫画は手伝ってないけど、溝渕さんとは縁が深いので。
溝渕さんは宿敵と書いて友と呼ぶ間柄です。いわゆるライバルというやつですね。溝渕さんがナベ先生のところにアシスタントにやって来て出会ったのです。
前述のとおり、ナベ先生とは仲いいですし、ご近所の西川先生(当時はガンガンでZ MANを連載)にもよくしていただいてたのですが、漫画に関して言うと、立場が違いすぎてちょっと離れた存在。だって相手は連載作家でこっちは駆け出し。マラソンに例えるとあっちは先頭集団で、こっちははるか後方。
そんなとき、同じアシスタントをしながら雑誌掲載を目指す競争相手が、隣にやって来たわけです。
燃えましたよー。絶対負けるもんかと。敵愾心じゃないんですよ。向こうもこっちをライバルだと思ってくれてる。だったらその気持ちを裏切るわけにはいかない。向こうが歯を食いしばって突き進むなら、こっちも倒れているわけには行かない。まさに宿敵と書いて友と呼ぶ関係なわけですよ。
今度は載る雑誌もライバルになるんですよね。向こうの方が全然でかいけど。いつもそうなんですけどね。向こうが先に進んでて、僕が後からひいひい言って追いつこうとしてる。また溝渕さんが真っ直ぐでいつも燃えてて、プロレスラーで言うと小橋健太な人なので。引っ張りあげてくれる存在。
人生の苦しいときに、そういう人がそばにいる幸せをつくづく感じます。じゃなかったら、どっかで気持ち切れてるかも。
ちなみに僕のデビュー作のとき泣きついて溝渕さんに手伝ってもらいましたが、僕は溝渕さんの手伝いに行って体調崩して隣で寝込むという醜態。すいません、いつも。そんな調子で。
というわけで、せめてもの恩返しで、今やってる漫画宣伝しときます(笑)。
10/28 追記:手伝ってきました。企画倒れ回避。締め切りはつらい状態でしたが、楽しく仕事できました。さて、自分の仕事も頑張ろう。
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