2023/09/29

今週の漫画感想 祭里とすずと大団円

少し秋めいた天気になった月曜日。焦りを抱えて漫画読む。 #週刊少年ジャンプ 43号と #ジャンププラス の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはジャンプ。 #あかね噺 浮かれてる顔が確かにクソウザいw

#呪術廻戦 こういう表現で来るとはさすが。

#キルアオ やっぱりこうなったw ますます混沌としそうで楽しみ。

お次はジャンプ+。 #株式会社#せいとかいにもマジルミエ 第84話。翠川さん、豹変。どうなるんだろうか。

#マリッジトキシン 第62話。強い。肝据わってる。

#あやかしトライアングル 第144話。最終回。お疲れ様でしたー!とにかくすずのバイタリティがすばらしく、とても楽しく読めました。

というジャンプ43号とジャンプ+の感想でしたー。さて作業を進めないと。23/9/25

もしかして今年も四分の三が終わるの?と打ち震えている水曜日。心落ち着けるために漫画読む。 #週刊少年マガジン 43号と #週刊少年サンデー 44号の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはマガジン。表紙&巻頭カラー #シャングリラ・フロンティア 延長戦突入。ここまで行けそうな雰囲気で来たけれど、そこで気になる引きを作って、またはらはらさせるの、うまい。

#生徒会にも穴はある! 荷物w 最後のコマの運ばれ方w

#それでも歩は寄せてくる もう勝たなくてもいいんじゃないかな。

お次はサンデー。表紙 #葬送のフリーレン ここだけは進歩しないw

#龍と苺 負けられない想いが上積みされたけれど、敵はさらに上回る。もう後がないのに、どうなるのか。

#舞妓さんちのまかないさん いい感じになりそう?

というマガジン43号とサンデー44号の感想でしたー。さて作業を。23/9/27

『あやかしトライアングル』。最大の敵は身内にありという展開で、それを倒して大団円を迎えました。

この物語で素晴らしかったのは、何と言ってもヒロインのすずでしょう。途中からものすごい化け方をしました。

最初は甘いものに目がないぐらいの描写だったものが、食欲だけでなく、睡眠欲、色欲と三大欲求すべてに貪欲という話になって。

お話を面白くするためには、読者の想像を超える必要があるのですが、すずの暴走がその役割を果たすようになりました。

「可愛いヒロイン」の範疇を軽々と超えていった感じ。「好きがあふれちゃう」というヒロインらしいセリフといっしょに描かれているのが、欲望抑え切れずに息荒く悶えている姿とか、すばらしかったです。

最後、祭里がすぐに男に戻らないのも、男女分裂していた時の記憶により、まだまだ鍛え方が足りないと思ったからという話。まあ、百獣の王だからしょうがないですねw

そして最後に、このちらりと描かれているのは伏線だろうなあと思っていたところが回収されていたのも、好感度大。

僕は細かいところで楽しめて、伏線張ってあってきれいに終わる、そういうお話が大好きなのですが、それにばっちり応えてくれたすばらしい作品でした。

あやかしトライアングル 15

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2023/09/28

読みづらい読書

このあいだ、仕事の参考図書を読んでいると、興味のない題材でも読ませる筆力の高い作品に出会って勉強になる、ということを書きましたが。

今週は逆の例に出会いました。

興味がないうえに文章に入りづらくて、何度も何度もトライして、結局20pちょいで諦めた。一回手に取るごとに数ページしか我慢できなかったということ。正確にはちょこっと飛ばし読みして先を確認しているのですが、多分最短記録です。

先に断っておきますと、下手だったということではないのです。

舞台が地方で、方言をふんだんに使ってたんですね。人称は全部方言、名詞もかなりの割合で方言。脇に一応ルビが振ってあって意味が分かるようにはなっている。

方言を使うとその土地の雰囲気は出ます。しかしその土地の人ではない僕には、慣れていないのでひたすら読みづらいのです。セリフだけじゃなくて地の文も方言語りだから、ルビに目を凝らさなくちゃいけなくて、本文とルビで二度読みになる。全然世界に入っていけない。ということで、ちょっと読んで閉じて他のことをやり、また読んでは閉じての繰り返し。そして仕事の参考図書なのでここまでに読まなければいけないという締め切りがあって、時間切れして脱落。

舞台になった地方と時代設定、そして題材が、このジャンル界隈では評価が高いやつなので、土地の雰囲気出す方に全振りしたんだろうなあと思うのですが。

この辺は難しい問題ですよね。

方言がっちり使い、地元の風習なんかの描写も濃厚。リアリティはすごく出ているので、この土地の話ということでポイントつける読者であれば高評価になるはず。

しかし、僕はそこに興味がないので、方言で雰囲気出されてもただ読みづらく、日常がいつまでたっても終わらず事件が起きないことで、まったくドライブされることがなく終わってしまった。日常風景ばかりでも読めた作品もあるのですが、あれは表現に工夫が凝らされていて、文章自体の読み心地がすごくよかったんですよね。でもそういうんじゃなくて、しっかり調べましたという感じだった。リアリティ押し。

先々まで行ったら興味持てる話になるのかなと、つまみ食い的に後ろを覗いて見ましたが、イベント的にも文体はこうするべきだなあと感じました。ふわふわの文で読み心地よくしたらいけない。その策も取れない。

ただこれがSFだったら、リアリティ押しされたらウキウキして読んでるんですよ、きっと。ルビで違う読み方させるのも、SF用語だったら大好きですし。僕の読者としての立ち位置が、大きく関係しているということなのです。

例えば、歴史ものなんかでも、こういう事態は発生しますよね。言い回しにどこまでリアリティを求めるか。それにより読者層が変わる。

リアリティを追及すると濃い読者が釣れて、リーダビリティを高めると入り口が広くなり幅広い読者が網にかかる。濃い読者の方が反応がいいので、絞り込むのは一つの手。

リアリティと読みやすさの間で、作品をどの辺りに設定するかで同じ筋立てでも守備範囲が変わってくるという、戦略の問題について考えさせられたのでした。

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2023/09/27

ペンギン全滅

1か月ほど前のものですが、南極のコウテイペンギンのコロニーで、繁殖失敗したみたいだというニュース。

皇帝ペンギンひな、大量死か 南極の氷解ける―英研究

【ニューヨーク時事】南極の氷が解け、皇帝ペンギンのひなが2022年、大量死した可能性がある。英研究者らが24日、論文を科学誌ネイチャー(電子版)に掲載した。繁殖地の氷が消え、ひなが泳げるようになる前に冷たい海に落ちてしまったとみられる。南極の氷は近年、温暖化の影響で減少している。

論文を執筆した極地研究機関「英南極調査所(BAS)」のピーター・フレットウェル博士は英BBC放送に対し「温暖化の原因となっている二酸化炭素の排出を減らさなければ、この美しい鳥たちを絶滅の淵に追い込んでしまう」と警告した。

分析は、南極大陸西部につながった海氷にある五つの繁殖地を対象に、衛星画像を用いて行った。この結果、22年10月末から12月初めにかけて四つの繁殖地が氷の消失で放棄されたことを確認した。皇帝ペンギンのひなが巣立つのは12月から1月ごろで、それまでは防水性のある大人の毛に生え替わっていないことから、多くが生き延びられなかった恐れがある。

それぞれの繁殖地には630~3500ほどのつがいがいると推計されていた。別の研究では、今世紀末までに90%を超える皇帝ペンギンの繁殖地がほぼ失われると予測され、絶滅の危機にさらされている。

南極の氷の面積は16年以降、減少していると言われてきた。温暖化の影響が指摘されている。

JIJI.COM 23/8/25

五つのうち四つで、雛が全滅したかもしれないとのこと。温暖化が進んだ結果、海氷が溶けてしまったのではという記事です。

僕が以前見た科学番組では、雪ではなく雨が降ってきて営巣地が水びたしになり、まだ撥水機能のない雛が凍えているシーンがありました。

南極に限ったことではなく、温暖化は地球全体で進んでいます。北極では海氷が減って狩りができなくなったシロクマが、沿岸の町に上陸してきて、ゴミをあさったり家に入ってきたりしています。別の科学番組で、侵入しようとしたシロクマに遭遇して大怪我を負ったシーンを見ました。

動物も大変ですけれど、人もその影響から逃れられません。気候の極端化が各地で進み、気象災害が頻発。日本でも。

この間、ニュースを見ていたら、台風13号で浸水被害が出た地域の話題が。止水板を設置して被害をまぬがれたという話。台風だけではなく雨の降り方も激しくなっていますし、標準装備になっていったりするんですかねえ。

海外ではリビアで大洪水がありました。台風並みに発達した低気圧が襲い、対岸のギリシャでは年間降水量の1.5倍の雨が降ったとのこと。枯れ川に雨水が押し寄せ大濁流となり、なんとマンションの3階まで浸水、街並みがすべて押し流される大惨事となっています。

アフリカでは政情不安の国も多く、欧州へと渡る難民が増加、人権重視のEU内でも受け入れ拒否が出て混乱中。ここに気象災害が頻発するとますますひどくなりそう。

温暖化は止めないといけないんだけど、対策にも問題があって、どうなるのかなあと注目しています。ペンギン全滅からいろいろ考えさせられたのでした。

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2023/09/26

大相撲令和五年九月場所 大混戦

大相撲令和五年九月場所は、優勝決定戦の末、大関貴景勝関の優勝で幕を閉じました。

決定戦は熱海富士関と。ずっと優勝争いをリードしていたのは熱海富士関だったのですが、直接対決を落とし、千秋楽の勝てば優勝の一番も落とし、決定戦も落とし。やっぱり初めての優勝争いだと、なかなか思い通りにはいかないですねえ。次に期待。

なかなか思い通りにいかないと言えば、前場所優勝して新大関となった豊昇龍関です。やはり気負いがあったのか負けが込み、千秋楽にようやく勝ち越し。危うくいきなり角番となるところでした。いきなり角番だった霧島関は何とか9勝6敗で角番脱出。せっかく大関が立て続けに二人増えたのに、苦戦してしまったのが混戦の原因の一つですね。落ち着いたら力を出し切れるかな。こちらも次に期待。

柏市出身力士の二人は不振。隆の勝関は6勝9敗。琴勝峰関は5勝10敗。モンゴル・ウランバートル出身と呼び出される大翔鵬関は、小学生の時に柏に引っ越してきたほぼ柏市出身力士ですが、3勝12敗。うーむ。

活躍が目立った応援している力士は翠富士関でした。7日目まで2勝5敗でこれは厳しいという感じだったのですが、そこから快進撃。8連勝して二桁10勝に乗せました。みんなが警戒しているはずの肩透かしがバシバシと決まったんですけど、何でだろう。多分何かの仕掛けがあると思うんですよね。そういう技の部分にはめっちゃ興味があるのです。

次は11月、九州場所。貴景勝関は11勝4敗での優勝だったので、次が綱取りの場所になるのかは微妙なのですが、はたして。

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2023/09/25

なでしこvsアルゼンチン 紛争絡みの大勝

大勝です!!!!

国際親善試合、女子日本代表8-0女子アルゼンチン代表!!!!

前からの守備がきっちりはまっていて、即時奪還からの得点が何点もありました。さらにはロングボールを使ったカウンターあり、くさびを打ち込んでの中央突破あり。多彩な得点パターンで大量得点、さらに完封と、言うことなしなのですが。

ただ一つ、相手のコンディションがよくなかったという問題が。

当初はアルゼンチンからフランクフルト経由で日本着の予定。しかしそこに、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争が勃発。もともと火種のある地域。ロシアが調停して抑え込んでいたのですが、ロシアのウクライナ侵攻長期化により影響力が低下、今回の事態になったと言われています。まさかそれが、地域的には遠い日本とアルゼンチンの試合に影響するとは。

飛行機が上空を通過できなくなり引き返し、コペンハーゲン経由に切り替えての来日。しかも北九州開催なので、羽田からの国内移動もけっこうな距離です。元々地球の裏から来るだけでも大変なのに、この移動で中1日ではコンディションはボロボロで当然。

さらに日程的に主力で招集できなかった選手が何人もいた模様。アルゼンチン、不利過ぎた。

イベントとしては日本大勝でお客さん大喜びだったでしょうけど、10月からのパリ五輪アジア二次予選前の唯一の強化試合だったので、相手はいいコンディションの方がよかったなあ。

でも、熊谷選手をアンカーに上げ、3バック4バックの可変可能なシステムを試したり、成果はあったと思います。女子の五輪予選、通過枠は2つだけという厳しい戦いなので、がんばってほしいです!

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2023/09/24

vs福岡 負けなし途切れる

2023J1第28節、vs福岡は1-3。

昨年は8月から勝ちなしで終わったので、今年は8月から負けなしで終わったらいいなーと期待していたのですが、現実はそんなにうまくいくわけはなく。

1失点目、あのサイドからダイレクトでポンポンつないで入っていく形が、偵察の時に何度も見られて練度が上がってるなあと感じていたので、記事で警戒と書いたのですが。やられてしまった。しょんぼり。

2、3失点目は防ぎたかったですねえ。

前回1-3で敗戦したのは7/16G大阪戦。この後守備がきちっとはまるようになって負けなしが続きました。今回も締め直して次に向かってほしいと思います。がんばって!

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2023/09/23

偵察福岡vsFC東京・名古屋と福岡戦展望

負けなしが続き待望の連勝と、非常にいい感じになって迎えるのは福岡戦。難敵です。まずは偵察。

2023J1第26節、FC東京1-2福岡。

開始いきなりの2分。福岡が押し込んで波状攻撃。左へ展開し前選手がクロスを上げるとファーで佐藤選手が足から飛び込んで押し込みました。

11分、福岡追加点。敵陣左コーナー付近のスローイン。紺野選手がゴールライン際で背を向けて走り出し、その前方へボールが放られます。紺野選手が弾むボールをダイレクトでパス、山岸選手が左足で決めました。

試合はこのまま福岡ペースで進んでいましたが、前半終了前辺りからFC東京も盛り返してきて、後半に突入。福岡が粘って逃げ切るかと思われた86分、FC東京に得点が入ります。左CKからファーで熊田選手のヘディングシュートが決まりました。

しかしFC東京がもう1点取って追いつくにはちょっと残り時間が短く、福岡が逃げ切りとなりました。

第27節、福岡1-0名古屋。

双方システムが3-4-2-1で堅守速攻がベースということで、似たスタイルの対決。そのためとても拮抗した試合になりました。

決勝点は84分。左サイドの前嶋選手が切り返して右足でクロス。ウェリントン選手が一歩前に出てDFを釣り、バックステップしながらヘディングでうまく決めました。

この1点を守り切って、福岡が連勝です。

これを踏まえて福岡戦の展望です。福岡は現在8位と中位のチームですが、天皇杯、ルヴァン杯ともベスト4に勝ち残っています。チームの進化が感じられとても厄介な相手です。

守備では。

まず山岸選手に注意です。体が強く運動量も多く、ターゲットとして攻撃を引っ張っています。シュートの積極性も高く、現在8得点。しっかり潰したい。

そして、ボランチの井手口選手。厳しい守備だけではなく、上がってきて鋭いミドルシュートを放つ姿が目につきました。しっかり捕まえたい。

さらに誰か一人の個ということではなく、ゴール前での連携にも警戒が必要です。長く同じ体制でやっている効果だと思うのですが、以前見た印象よりもずっと呼吸の合ったダイレクトプレーが3本、4本と続いて、相手を崩して侵入していく場面が何度もありました。後手を踏まないように。

攻撃では。

相手の3バックはかなり強力です。その前のダブルボランチ、前、井手口も堅い。すると中央よりはサイドからかなーと思われ。

そんな時にサヴィオさんが2戦連発と結果が出ています。3戦連発見たいです!

右サイドでは山田雄士君が、ここ2戦で1得点1アシスト。武者修行の成果を存分に見せてくれています。この試合でも見たい! がんばって!

そして逆説的に、細谷君の活躍が見たい。相手の3バックが強いからこそ、それを力でねじ伏せる雄姿が見たいのです! ドカンとお願いします!

昨年8月以来の3連勝見たい!!

がんばって!!

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2023/09/22

今週の漫画感想 初詣

月曜日祝日で、ジャンプの発売は火曜日。 #週刊少年ジャンプ 42号と #ジャンププラス の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはジャンプ。 #あかね噺 こちらでも気になる引き。何だろう。

#キルアオ これはもう、確定としか思えない伏線だけれども……?

#ウィッチウォッチ 決まるかどうか、いいところで引きのさすが。

お次はジャンプ+。 #2.5次元の誘惑 第146話。リリサの夢はもう読者にはわかっているのだけれど、お姉さんたちの反応が気になる。

#正反対な君と僕 幸せになってほしいんだよねえ。

#あやかしトライアングル 意外な発言。どうなるんだろう。

というジャンプ42号とジャンプ+の感想でしたー。さて、仕事準備。23/9/19

夜は雨予想の水曜日。もくもく立ち上がる雲を見ながらご飯を食べ、漫画読む。 #週刊少年マガジン 42号と #週刊少年サンデー 43号の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはマガジン。 #シャングリラ・フロンティア 最後の一撃、さあどっちだ。

#生徒会にも穴はある! 「いよいよ明後日かー!!」でその姿は気合が入りすぎているw

#それでも歩は寄せてくる お父さん、子離れできてないw

お次はサンデー。 #龍と苺 とうとうばれたけれど、さすが、らしいリアクション。

#よふかしのうた お母さんは最初どう答えようとしたんだろうw

#舞妓さんちのまかないさん どうするのかなあ。

というマガジン42号とサンデー43号の感想でしたー。さて仕事準備。帰りは雨だろうか。23/9/20

『正反対な君と僕』。主人公は鈴木&谷のカップルで、二人の恋愛模様を描くハートフルラブコメディなのですが、話が進むにつれて周囲のキャラも深掘りされるようになっています。

その周りのキャラの中で気になっているのが東さん。美人でノリがよく気さくな人柄。ただし男運は最悪。ダメな男ばかりと付き合っている。最初はそれをコメディとして触れていたのですが。

だんだん内心が描かれるようになってくると、一見お気楽に生きているように見えて、色々抱えているんだなということが分かってきます。すると、幸せになってほしいなあという気分になってくるのです。

展開的には今回もそうですが平くんと二人になることが多く、そうするとここから関係が育っていくということなのかなと予想してるのですが。

平くんは根は悪くないやつだけとも半端なく人間観をこじらせているので、ここからでは行けたとしてもかなりの道程なのではないかと思われます。……いや、やっぱり行けないかも。

さあ、いったいどうなるのでしょう。

正反対な君と僕 4

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2023/09/21

お仕事読書

仕事の都合で参考資料として小説を読まないといけないのです。ブログに感想を書いているのは、そのうち素直に面白いと思えたもの。それ以外にもかなりの量を読んでいます。

さて、面白いと感じるのはどういう状態か。これは長年のテーマなんですけれども。

現在の認識としては、面白さの物差しは一つではなく、たくさんあると考えていて、どの物差しを持っているかは読者の個性である、というもの。

その物差しにより測る方向が違うので、その作品が面白いかどうかは、方向性と絶対値という二つの要素がある。なので、作品のクオリティが高くても響かないことがある。逆に世間の評価がそれほど高くなくても、本人にはとても響いている時もある。さらに、方向が少しずれていても、力技で面白いと感じさせることもある。

さて、普段の僕がお楽しみで読む小説は、SFだったりライトノベルだったり、エンタメ方面です。参考図書群のベクトルとは違っています。ただ、少年漫画好きでもあるので、熱血スポーツ小説になっていると好感度は高い。

今まで読んだ中での一押しは『パラ・スター』でしょうか。特に下巻、宝良編の大会の盛り上がり方が最高でした。

パラ・スター <Side 百花>パラ・スター <Side 宝良>

でも残念ながら、参考図書で熱血スポーツものに当たる確率はあまり高くありません。たいてい自分の好みとは方向性が違います。

ここからが本日の主題。そういう完全に方向違いのものを読んでいると、むしろ違うからこそ勉強になるのです。

好みによるドライブがまったくかかっていない状態なので、読んでいる僕のテンションは上がっていません。僕は感情移入派読者なので「やばい、誰一人感情移入できない」という状態になると、ますますテンション低空飛行です。

そんな状態でも、次のページをめくらせるお話が存在する。

「こういう話、好きじゃないんだよなあ……」と、ぶつくさ言いながら、読み終わっていたりする。

ただひたすら、文章がうまいからです。

例えば文章のテンポ。例えば漂う緊張感。無駄のない、それでいて豊かに彩られた描写。

そういうものが、興味のない題材でも、次のページへとめくらせる。

こういうふうに書けるようになりたいなあと思いつつ、今日もせっせと読んでいます。

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2023/09/20

立ち尽くす読書

仕事先に電車で向かう、乗換駅でのこと。

ホームの柱のそばに、セーラー服の少女が一人、立ち尽くしていて。

ハードカバーの本を両手で持って、一心不乱に読んでいました。

ここは終点の降車ホームで、乗る人は反対側から。ということはこの女の子は読むのが止まらなくなって、ずっと立ち読書しているということ?

まだまだ残暑厳しく気温は30℃超え。しかもここはビルの中にホームがある構造で風が通らず、電車のモーターからの排熱がこもる。

そんな環境をものともせず、少女は背中を丸めて食い入るように本を読み続けています。いったいどんなお話が、そこまで彼女を引き込んでいるのか。青い絵の表紙のタイトルは見えない。

さすがにここでおっさんが下から覗き込んだらびっくりさせてしまうのでそれはせず(当たり前)、僕はそのそばを通り過ぎたのでした。

あんなにのめり込んで読んでもらえたら幸せだろうなあ。僕もそんなお話が書きたい。

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