中東原油と代替燃料
イランとアメリカの諍いにより、ホルムズ海峡が封鎖されて揉めているのですが、今度はアラビア半島反対側の紅海方面で、フーシ派がサウジアラビアのパイプラインを攻撃、というニュースを見かけまして。
ホルムズ海峡がダメならパイプラインを使って反対側から、という対策を妨害されています。これにより、何とか悪影響を抑え込んでいた日本に、また問題が発生するのではないかという話。
まず、さて昨日の激甚災害の記事に書きました、ニュースを見て考えたこととは。
こうして日本の原油輸入元である中近東が不安定化しているわけですけれども、大元の原因は、あそこにイスラエルがあることで。
なんであんなところに建国という名の侵略をしたのかといえば、2000年ほど昔、あそこにユダヤ国家があったから。
アメリカがイスラエルの肩を持つのは、選挙の大票田であるキリスト教福音派が、ユダヤ人の聖地期間は自分たちの信じる聖書の預言の成就だと考えているから。
こんなのイスラム教サイドが納得できるわけがないので、姿形を変えながら何度でも顔を出すのではないか、中近東に真の平和なぞ来ないのではないか、というのが最近の感想なのです。
それを踏まえまして次。春の封鎖騒ぎで話題になったのは、原油から作るプラスチック原料、ナフサの不足です。専門家の人達には当たり前の話だったろうと思うのですが、世間では盲点となっていました。
つまり「温暖化対策として化石燃料を止め、EVや太陽光、 風力発電を普及させよう」というSDGs的言論は、これを考慮できていなかった可能性がある。
燃料を止めたとしても、化学物質の材料として石油が必要で、要らなくなった燃料だけを捨てるとするなら、むしろ環境に良くないんじゃないか。しかも日本は地形的に、あまり太陽光や風力発電に適していません。
その上で今回のパイプライン攻撃で、ずっと不安定なんだろうなーと考えた時にふと、石油代替品の研究をもっと進めるタイミングではないかと思ったのです。
バッテリーよりもエネルギー密度が高いということで、液体燃料をバイオ燃料や合成燃料に替えられないのかなと思って、ずっとニュースを追っています。技術的にはもう可能。ただし問題はコストということでした。
でも今回、こうして石油の供給が不安定になり、燃料費の高騰が起きた。ということは、バイオ燃料や合成燃料も、がんばってもうちょっとコストを下げれば、石油の方から値上がりして、採算が合う可能性があるのではないか。
現在、藻から作るバイオ燃料は、SAF(持続可能な航空燃料)に利用しようと研究が進んでいますが、お値段的には1 L 数百円台だそうです。依然、実証実験で補助金をつけてバイオ燃料と混ぜた軽油を売っていましたが、その時に計算してみたところ600円ぐらいでした。その時の記事。合成燃料使用可なるか 2023/3/14
ここからどれだけ下げられるか。他の有用物質も取れるので、それと一体化して作るようにすれば100円ぐらいまで持っていけるんじゃないかという試算も見かけました。実現できたら、いろいろ解決できてすばらしい!
温暖化対策にエネルギー安全保障と、一石二鳥になるので、ぜひがんばってほしいなと思います。



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