2018/10/23

アンダーグラウンド・マーケット

アンダーグラウンド・マーケット (藤井太洋・著)を読みました!

東京五輪が近づく2018年。労働力流動化条項により移民が大量に流入した日本。Webエンジニアの木谷巧(きたに・たくみ)は就職に失敗し、友人のデザイナー鎌田大樹(かまた・だいき)とともに、移民たちの作る地下経済で、Webサービス構築の手伝いをして生計を立てていた。

飛び込み先で出会った凄腕エンジニアの森谷恵(もりや・めぐみ)とも組んで、仕事を受けていた巧は、クライアントの齋藤のところで、国内最大手通信会社の城村有沙(きむら・ゆさ)と出会う。彼女は地下経済で流通する仮想通貨N円のポイントサービス、ピタットを開発していて……。

『Gene Mapper』はバイオテクノロジーの話。『オービタル・クラウド』は宇宙開発の話。けっこうはっきりとSF的なテーマが示されていたのですが。

こちらのお話は仮想通貨と移民の話で、しかも東京五輪前。近未来SFというにはかなり、現代物に近い構造です。舞台もほとんどが東京都内。ご近所で時代も近いとなれば切実感が違います。というか、発行2016年の2年後で、2018年が舞台って今年だよ!

実際、いつも通勤で通る池袋とか、外国の人が本当に多いですしね。

ただ移民問題で厳しい現実を書いたように見える今作ですが、実は世界中の人となかよく暮らすという理想に基づいて書かれています。移民が流入して、格差が拡大して、日本人でも一度レールから外れてしまうと苦しい暮らしになる、現実でも起きかねない怖い設定なんだけど、そこにも人の暮らしと交流があるんだというような。

現実のヨーロッパやアメリカで移民との軋轢が大きくなっている中、そういう藤井先生の基本的にポジティブな姿勢が浮き上がってしまうのは悲しいところ。作中では移民の人たちがフリーライドをよしとしておらず、同じ場所に暮らす仲間としての義務を果たそうとしているいい人たちなのですが、現実はそうじゃない人も多い。理想的な関係は、双方がその理想を実現しようとして初めて成り立つ。日本はどうなるんでしょうかね。

というようにフィクションとして楽しむよりも、ヒリヒリとした現実感に色々と考えさせられてしまう、そんなお話でした。

作品づくりの視点から見た場合、これは藤井先生の作り込みがしっかりしているという証だなと思います。リアリティを生むために、情報を詰め込み、世界をしっかりと構築してある。やっぱりそのあたりの密度がすごい。

そしてリアリティということで言えば、よく知らないのに知ったかぶって事態を悪化させていく斎藤のキャラが、いい味を出しているなと思いました。モデルがいるのかなw

さて、宣伝もしなければ!

アイディア、知識、描写と高密度に詰め込んで、他を圧倒する質量の作品を書く藤井太洋先生の頭の中はどうなっちゃってるの? というところを覗いてしまおうというイベントを立てました!

『藤井太洋の頭の中~プロ作家が執筆時に考えていること~』

興味深いお話が聞けること間違いなしです!ぜひご参加ください!

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2018/10/22

TMvs浦安 必ずチャンスが

練習試合ブリオベッカ浦安は5-2!

最近、練習試合も負けていたから、勝てたのはよいとして。

これだけのメンツがそろったバックラインで、2失点はちょっと問題かも。結局、チーム全体として抱えるこの守備のもろさが解決しないまま、シーズンを終わりそう。なんとかしたいのですが。

得点者に中川君が2点と田中君が1点。この二人の能力は、かなり高いと思うのですが、今トップでやっているサッカーのスタイルだとなかなか出番がなくてかわいそう。

しかし得点力を増していけば、攻撃の選手は必ずチャンスが来るので、ぜひがんばってほしいなと思います。

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2018/10/21

U-19vs北朝鮮 頼もしい

AFC U-19選手権インドネシア2018、U-19日本代表vs北朝鮮は5-2!!!!

この代は、けっこうウチのアカデミーの子が関わっていたので期待していたんだけど、結局みんな呼ばれてなくて残念ー。

しかし、ここでアジアを突破してくれれば、世界大会で返り咲けるかもしれないので、それを期待して応援します。

さて試合の方は、前半、いい形で2得点して先制。特に伊藤選手の2点目のロングシュートは素晴らしかったです。あれを決められるボランチって素敵。

ところがその後、ぽろぽろっと失点。特に2点目はGKとDFの連携がいまいちで、いらないPK。

ということで、尻すぼんで前半を終了したのですが。

ハーフタイム、そろそろ後半開始という時間、一人日本の選手がピッチに。

まだ審判も出てきておらず、ハーフタイムで交代で出る選手が先にアップしに来たのかと思ったけれど違っていて、なんと久保選手。すごい気合が入っています。

そしてそれを見事に得点に結びつけました。ちょっと遠いかなという位置でのFKを、針の穴を通すコントロールでゴール隅へ。スーパーゴールです。

今までもうまい選手はたくさんいましたが、あれだけ気持ちを出せて、それをプレーに結び付けられる選手は、なかなかいない。どっちかというとがむしゃらゴリゴリ系の選手が、そういう気持ちの強さを武器に生き残るというパターンでした。

技も気持ちも兼ね備えているのはすごいな、本当に新世代の選手だなと、感心しきり。とても頼もしいエースです。この後もお願いします!

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2018/10/20

vs名古屋 いよいよ苦しい

2018J1第30節、vs名古屋は0-1。

記事の書き出しの形はだいたい決まっているわけですが、そこに30の数字を見てぞっとする。

いよいよ厳しくなりましたなあ。

守備に問題があった名古屋が中谷君加入後ピリッとしまって、放出したウチは「なんで下さん解任したんだっけ? 守備が問題ということじゃなかったっけ?」という状態なの、皮肉すぎる。そして完封負け。

ここから強豪が続くんだよなあ。五連敗は避けたい。

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2018/10/19

偵察できていないvs名古屋戦展望

サッカー見る暇がないってどういうことなの。

正確にはですね。代表の試合は見た。詳しい感想書く余裕はなかった。他の試合を見る暇も失う。「サッカー見ながら落書き」も、そもそもサッカーを見る暇もないのでできず、毎日更新も途絶える。

という流れですね。毎日の潤いのなさにしょんぼり。金曜に試合じゃなければ間に合ったかもなー。

ということでフライデーナイトJリーグ名古屋戦の、ほぼ願望のみの展望であります。

今の苦境は、降格争いをするライバル下位チームとの対戦で、ことごとく勝ち点を落としているのが原因なので、ぜひともここで勝っておきたいところ。

心配なのはウチの攻撃力の要、伊東君とオルンガさんが代表帰りなことです。

伊東君の怪我は、ウルグアイ戦でアップをしている姿が映ったので大丈夫かな。大丈夫でありますように。

オルンガさんは日曜日にエチオピアとの試合に出て、先制点をあげた模様。アフリカとヨーロッパだと時差があまりないけど、日本とだときついので、コンディションがどうか。なんとかなってほしいです。

シビアな戦いを乗り切りたい!!

がんばれ!!

            

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2018/10/18

日本vsウルグアイ 魅惑の2列目

キリンチャレンジ杯、日本vsウルグアイは4-3!!!!

いやあ、すごい試合でしたねえ。

とにかく中島、南野、堂安の2列目が素晴らしかった。隙あらば前を向き、隙あらば仕掛け、隙あらばシュートを打ち。今までの日本にはない、うまさにとどまらない怖さがあります。

ここがスタンダードになるなら、先々楽しみ。

さらに伊東君とか、伊藤君とか、この攻撃陣に食い込んでいってほしいな。

がんばって!

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2018/10/17

ジャンプ46号感想 勝ち

ちょっと計算しても一日が36時間ずつ必要な気がする、いろいろやることに追われる月曜日。ジャンプ46号感想です。スレッドでつなぎますー。

表紙&センターカラー『ハイキュー!!』。積み重ねてきたものが、惜しげもなく吐き出されているクライマックス。それを伝える絵も見事。

『鬼滅の刃』。「四日後、義勇根負け」に至るテンポが好きw

『アクタージュ act-age』。筆がのってきてるなあ。表情の強さが素晴らしい。人の覚悟は心を震わす。

『約束のネバーランド』。子供を助ける大人の覚悟にも弱いんだ。

センターカラー『ぼくたちは勉強ができない』。うるかの純情乙女っぷり。この展開はこの先どうなるんだろう。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』。お好み焼き食べてる顔、かわいい。

という、ジャンプ45号感想でしたー。さて急げ。18/10/15

ファイナルセット佳境となっています『ハイキュー!!』。今週はある意味ストーリーの山場でした。

現在対戦しているのは音駒高校。以前からの烏野高校のライバル。話の中でもライバルとして、その関係性をじっくり描いてきました。

そうやって積み重ねてきたものが、この対戦に効いています。その中でも特に、まったく冷めている音駒の正セッター孤爪と、典型的な少年漫画のお馬鹿で暑苦しい主人公日向は、単純な敵対的ライバルではない、特別な関係でした。

それがこの回のクライマックス。連続するプレーのせわしなさを、スローモーションの演出を織り交ぜ、その一瞬一瞬を濃密に描いて、ぱたんと止まった緩急の緩。

開いて見せた表情と、セリフのギャップが、逆にすべてを出し尽くしている本心なのだと感じさせます。見事な演出、見事な絵。この漫画のクライマックスの伝える力は、本当にすごい。

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2018/10/16

オービタル・クラウド

さあ、11/10(土)の日本独立作家同盟のイベント『藤井太洋の頭の中~プロ作家が執筆時に考えていること~』開催に向けて、藤井先生の著作を一気に通して読むプロジェクトを進めていますよ!

本日の感想はオービタル・クラウドです!

スペース・デブリが大気圏に突入することによって発生する流れ星を予測するWebサイト〈メテオ・ニュース〉を運営する主人公、木村和海(きむら・かずみ)。ある日イランが打ち上げたロケットの二段目の突入予測を立てようとしたところ、使い捨てられたはずのそれが、高度を上げていることに気づく。

シェアオフィスの仲間で、Webシステムを構築してくれている沼田明利(ぬまた・あかり)の協力を得て、和海は公開されている観測データから、二段目のそばにある謎の構造物を見つける。それは世界を変えようとするテロ計画の一環で……。

藤井先生がデビュー2作目にして日本SF大賞を受賞した長編です。その評価にたがわず、すばらしい出来栄えでした。

まず、サイエンスの部分の密度。藤井さんの専門領域であるITのアイディアがぎっちり詰め込まれ、そこにスペーステザーなど宇宙開発の話も。

そしてプロットの緻密さ。この小説は場面転換が多く、いろいろな場所で動いている人たちを追って、群像劇の形でスタートします。それが話の全貌が見えていくにつれて、その人たちが出会い、ばらばらだった筋が統合されていく。その過程でどんどんお話が加速していく組み立て方がお見事。目が離せなくなります。

そしてこっそり、エンタメの王道がしのばされており。主人公和海と相棒となる明利は、シェアオフィスを使っているスタートアップ仲間という設定。言ってしまうと、明日の大金持ちを目指す極零細一人ベンチャー、それだけではご飯が食べられないので他のことも請け負うしがないWeb屋なのですが。

そんな主人公たちが、実はすごい能力があって、国家が絡む陰謀に立ち向かっていく。CIAのエージェント、作戦を指揮するクリスが、「和海と明利、この二人に請負のWeb屋をやらせているだなんて――日本はどうかしている。」と心の中で思うシーンは、「よっしゃ、きたー!」と喝采を叫ぶところなのです。

「主人公、実はすごい」は、ほんと見せ場ですよねー。とても面白かったです!

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2018/10/15

ルヴァン杯vs湘南 競り負ける

2018ルヴァン杯準決勝第二戦、vs湘南は2-2PK4-5。

負けてしまったー。

延長でも先制されて大ピンチの時に殊勲の同点弾の山崎さんが、最後PK失敗という哀しみ……。

やっぱり先手先手を取られてるのが、痛かったですね。

まだまだ安定しない。リーグ戦は何とか。

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2018/10/14

藤井太洋の頭の中~プロ作家が執筆時に考えていること~

日本独立作家同盟電書制作流通部会副部長という立派な肩書を持つ僕は、4名の部会の二人いる副部長の一人って、肩書の意味ないよなと思いつつ、「出版を革命しよう」という同盟のスローガンのもと活動しているわけですが。

その活動で、セミナーを企画。第一弾が『「無名Web作家からの脱出戦略」~小説投稿サイトと公募新人賞の現在~』でした。

そして第二弾が発表されましたよ! じゃじゃん!

『藤井太洋の頭の中~プロ作家が執筆時に考えていること~』

藤井太洋先生の新刊『ハロー・ワールド』が発売されます。電子版は15日0:00の先行発売みたい? 紙は公式だと10/18。本の奥付は16日だそうなので、早く並ぶところもあるのかな?

とにかく、その新刊をテキストに、作品作りに関して根掘り葉掘り聞いちゃおうというイベントです。

特にですね、僕は漫画家から小説家に転身したじゃないですか。

漫画家修行中、僕は渡辺道明先生に師事していました。今はデジタルでやり取りする在宅アシスタントも普通ですが、当時は泊まり込みが当然でしたから、まさに同じ釜の飯を食う状態。

そうするとものすごく濃密に影響を受けることになります。ナベ先生は漫画の話が大好きですから、みんなが好きな作品について微に入り細に入り語り尽くした。僕が今ジャンプの感想で、感動した時に、このコマがこうなっててこうつないでみたいな演出の細かいこと書いてますけど、ああいう話。ちなみに慣れてくると、しゃべりながらでも絵は描けるようになるので、まさに一日中語ってた。あれで演出について、ものすごく学びました。

さらに、どうやって描いているか、手元がのぞけるわけですから、プロの作画技術も盗み放題です。渡す原稿がまだできてないから待っててと言われ、ほんとに背後霊のようにぴったりくっついて手元を見ていた同僚は、その後売れっ子作家になりました。

そういうものすごい細かいところが、プロの神髄なんですよね。

ところがですね、小説家修行をしはじめると、そういう場がないんですよ。まあ、当然ですね、小説は誰かに手伝って書いてもらう部分がないですからね。

でもそうすると、全部独学になっちゃう。デジタル化が進み、イラストなんかだと、うまい人が作業工程を動画で上げてたりするので、独学でもかなり学べるようになっていますが、小説はそうはいかない。

小説の書き方みたいな本はありますが、もっと具体的で、もっと細かい話が知りたいと、僕自身が常々思っていたのです。

ということで今回の企画を立ち上げる運びとなりました。

お気づきかもしれませんが、このあいだ『Gene Mapper』の感想を上げていたのは、これが関係していてですね。

めっちゃ突っ込んだ質問をするためには、藤井先生の著作を一度通して読んで、藤井太洋という作家について深く掘り下げておかねばならぬと思ったからなのです。

がんばってどんどん読み進めております。みなさんのお役に立つような質問をするべく奮闘中ですので、ぜひご参加ください!

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